直子さんと俊一さんはいい名づけと想像します。
直子さんは中小企業のOLで、幼い頃から彼が好きで、
その気持ちを大事にあたため彼からの
「僕の髪が肩まで伸びたら結婚しようよ」と
プロポーズを待っていました。

俊一さんは普通の会社に勤務するセールスマンだけど
アマチュアバンドを結成していてプロになることを夢見る日々・・・。
彼の心が何故、別れを選んだのかはわからない。

彼女を傍に置いていたら甘い考えが出て
目標に向けて突っ走ることが出来ないと頑なに思ったのだろう

純粋な彼女は彼の別れの言葉に憎むこともなく、
ましてや「あなたはあくまで貴方でいて欲しい」と
彼を応援する言葉を放つ・・・。

彼と彼女は長い付き合いだったのだろう
二人の時間は無駄ではなかったけど
ふと彼は淡々と仕事をこなしてるだけの自分に気付き
あてのない旅に出ることを決意し彼女との別れを選んだ

二人の別れは、お互いを尊重し傷を和らげてる
春になれば小川に君の櫛流します・・・
彼女との別れは彼にとっては、その後、後悔するかも知れない。
そう想いながらも夢に向かって走り出したんだろうと思います。
同じ辛い想いをしてきた人たちに出逢うため・・・。






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